2025年6月17日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が663日ぶりにマウンドに復帰しました。
結果は1回で降板となったものの、最速161キロの速球を披露し、打撃でも安打を放つなど、その唯一無二の存在感を見せつけました。
この記事では、なぜプロ野球の世界で「二刀流」は困難なのか、自身の経験も交えつつ、堀内恒夫さんやベーブ・ルースなど歴史的な二刀流の選手にも触れながら、大谷選手の偉業を深掘りしていきます。

■ 663日ぶりのマウンド復帰!最速161キロの衝撃
今回の登板はトミー・ジョン手術明けの初先発。1イニング限定とはいえ、打者に対して堂々と立ち向かい、**最速161キロ(100マイル)**をマーク。これはもはや”投げた”というよりも”魅せた”瞬間でした。
打者としてもヒットを放ち、今季も打率3割をキープ。
これだけでも「怪物」と呼ぶにふさわしい選手であることが分かります。
■ プロで二刀流が難しい理由
僕自身、小学生時代はピッチャーで4番という形で野球をしていました。高校でも「エースで4番」クラスの選手は一定数いましたが、実際に高校を超えても両立し続けた選手はほとんどいません。
なぜか?
理由はシンプルで、「身体の負担と専門性の極限」です。
◎ 投手の役割は“緻密すぎる”
- 球速・制球・配球・球種の改良…
- 1試合の登板で肩肘にかかる負担は計り知れません。
◎ 打者は“全神経をバットに集める”
- 打撃フォーム、選球眼、タイミングの調整…
- 常に進化する投手に対応し続けることもまた、専門職。
つまり、プロレベルの野球では、投打ともに”片方だけでも超人クラス”でなければ通用しないのが現実なんです。
■ 堀内恒夫さんも“隠れ二刀流”だった!?
実はかつてのプロ野球界にも「投げて打てる」選手はいました。
中でも印象的なのは、元読売ジャイアンツの堀内恒夫さん。
堀内さんは投手で通算203勝を挙げた名選手ですが、実はバッティングも秀でており、
- 通算 21本塁打
- 1972年には 打率.313(規定未満)
を記録するなど、**“本気で打てるピッチャー”**として一目置かれていました。
ただ、彼でさえも「打撃は副産物」として見られており、「二刀流」としての起用ではなかったのです。
■ 世界的二刀流・ベーブ・ルースの偉大さ
そしてもう一人、二刀流といえばベーブ・ルース。
彼は投手としてMLB通算94勝を挙げながら、最終的には打者に専念し、通算714本塁打という記録を築きました。
しかし、彼が本格的に「打者専任」に移行したのは20代後半。
つまり、両立は限られた期間であり、それを長期にわたって実現している大谷翔平が、どれほど異次元なのかが分かります。
■ 大谷翔平は“歴史を超えている”
現代のメジャーリーグで、大谷選手のように「投げて、打って、走って、守る」選手は存在しません。
それを最高レベルでやってのける彼は、野球というスポーツの「限界を塗り替えている」と言っても過言ではないでしょう。
個人的には、小学校でピッチャー4番をしていた頃、周囲から「二刀流だな!」と言われたことがありましたが、実際はその後ピッチャー一本に絞るしかありませんでした。
だからこそ、彼の凄さが痛いほどわかります。

■ まとめ|大谷翔平は「努力と才能の融合体」
大谷選手が見せるプレーは、ただのスーパースターではありません。
**「常識を破る勇気」と「裏付けられた準備」**の集大成です。
僕たちが子どもの頃に夢見た「投げて、打って、輝く」姿を、大人になってから見せてくれる――
それが今の大谷翔平なのかもしれません。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!
大谷翔平選手のような“常識を超える存在”がいるからこそ、僕たちも夢を追い続けられるのかもしれません。
この記事が、少しでも「野球の面白さ」や「挑戦することの素晴らしさ」を感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。
僕自身、かつてピッチャーとして野球に情熱を注いでいた経験があります。
そんな視点から、これからも「野球×経験×ちょっと医療」の視点で、深掘りした記事を発信していきますので、ぜひまた遊びにきてくださいね!
感想やコメントも大歓迎です!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
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