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【保存版】“重さで攻める1〜5回”vs“10回狙いで積む”——目的別に最適化する筋トレ法
結論:筋力最大化は高重量・低回数(1–5回)、筋肥大最大化は中重量・中回数(6–12回)を中心に。週あたり各筋群10–20セットを目安に、RIR(あと何回できる余力)で負荷管理を行うのが近道です。
現役看護師の視点から、筋肉痛(DOMS)の扱い方と自宅器具でできる具体メニューまでまとめました。
【違い】1〜5回の高重量と10回前後トレの目的と効果
高重量・低回数(1–5回:≧85%1RM)は、神経適応(筋繊維の動員・同期化)を強く引き出し、最大筋力を伸ばすのに最適。ビッグリフト(スクワット/ベンチ/デッド/OHP/懸垂)との相性が抜群です。
中重量・中回数(6–12回:~30–85%1RM)は、総仕事量(ボリューム)を積みやすく、筋肥大の再現性が高い。「10回=余力ゼロ近く(RIR2–3)」を狙うことがカギ。15–30回の高回数でも限界近くなら肥大は可能ですが、時間と集中が必要です。
【どのくらい】回数・セット・休憩・週間ボリューム目安
- 各筋群10–20セット/週(中級者の目安。回復に応じて±)
- 頻度:同一部位は週2回に分けると質が安定
- 休憩:高重量3–5分/中重量1–2分
- RIR管理:セット終盤でRIR2–3(あと2–3回で限界)
- 進め方(ダブル・プログレッション):回数上限に届いたら重量を+2–5%→再び回数を伸ばす…の繰り返し
【看護師解説】筋肉痛(DOMS)はなぜ起きる?休むべき?
原因:新しい刺激やエキセントリック局面での微細損傷が中心。乳酸の蓄積が主因というのは誤りです。
対応:軽〜中等度なら別部位を鍛える/軽い有酸素やフォーム練習でOK。鋭い痛み・関節痛・腫れ・熱感があれば中止。48–72時間で改善傾向がない場合はボリュームやフォームを見直しましょう。
看護師メモ:夜間痛が強い/可動域が著しく低下/左右差のある腫れ → 受診を検討。既往のある方は息こらえを避け、呼吸を刻んで実施。
【自宅OK】器具を使った実践メニュー(2分割/3分割)
あると強い器具:可変式ダンベル、フラットベンチ、チューブ(複数強度)、懸垂バー、ケトルベル
2日分割(全身×2)
- Day A:DBスクワット 8–12×4/DBベンチ 8–12×4/ワンハンドロウ 8–12×4/サイドレイズ 12–20×3/プランク 45–60秒×3
- Day B:RDL 8–12×4/OHP 6–10×4/懸垂orチューブプル 8–12×4/ヒップスラスト 10–15×3/カール 10–12×3
3日分割(上/下/全身)
- 上半身:DBベンチ 8–12×4/ワンハンドロウ 8–12×4/懸垂 6–10×3/サイドレイズ 12–20×3
- 下半身:DBスクワット 8–12×4/RDL 8–12×4/ブルガリアンスクワット 8–12×3/カーフ 12–20×4
- 全身:KBスイング 15×4(RIR3)/フロアプレス 8–12×3/チューブロウ 10–15×3/レッグレイズ 10–15×3
在宅トレのコツ:常にRIR2–3で設定(最後の2–3回がきつい重さ)。可変ダンベルは週ごとに片側+1–2kgを目標。チューブは強度追加か可動域最大化で調整。
【回復と栄養】伸びる人の共通点
- タンパク質:体重×1.6–2.2g/日(例:70kg→112–154g)
- 総カロリー:筋肥大期は+200–300kcalを目安に小幅増
- クレアチン:3–5g/日(ローディング不要)
- 水分:こまめに。夜勤週は脱水でフォームが崩れやすい点に注意
- 睡眠:7–9時間。夜勤明けは遮光+短時間仮眠でリズムを整える
【コピペ可】1週間の実践テンプレ
- 月:上半身(高重量) — ベンチ 3–5×4(RIR2)/懸垂 6–8×3/OHP 3–5×3
- 火:下半身(高重量) — スクワット 3–5×4/RDL 5×3
- 木:上半身(10回前後) — DBベンチ 8–12×4/ラットプル 10–12×3/サイドレイズ 12–20×3
- 金:下半身(10回前後) — レッグプレス 10–15×4/ヒップスラスト 8–12×3/カーフ 12–20×4
- 土日:有酸素 or 完全休養(夜勤週はDay数を-1&セット数を調整)
まとめ
- 筋力UP:1–5回×高重量×長休憩(3–5分)で神経適応を狙う
- 筋肥大:6–12回×RIR2–3×十分な総セットで“積む”
- 筋肉痛は指標ではない:痛みが強い日は部位変更 or 負荷減で継続する
- 在宅でも伸びる:器具×RIR管理×小刻みなプログレッション
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