【看護師×筋トレ歴10年超が語る】ストレスがどれほど体に悪いか、本気で話します。

こんにちは。現役看護師として10年以上働きつつ、筋トレも10年以上継続しているnurse ojiiiです。

医療の現場でたくさんの患者さんに接してきましたが、その中で本当に強く実感しているのが、

「ストレスは、あらゆる不調の根源になる」

という事実です。

頭痛・不眠・便秘・肌荒れ・免疫力低下・ホルモンバランスの乱れ…
一見、直接関係ないように思えるこれらの症状ですが、実はすべて「ストレス」が大きく関わっているケースが少なくありません。
そして、何よりも厄介なのはストレスって目に見えないということです。

この記事では、ストレスが身体にどう影響するのか、そしてどんな対策が必要かを看護師+筋トレマニア視点で詳しくお話ししていきます。


1. ストレスの正体は「ホルモン反応」

まず知っておいてほしいのは、

ストレス=気持ちの問題 ではない、ということ。

ストレスをゴムボールにたとえる
外からストレス(ストレッサー)が加わると、ゴムボールが押されて凹むように、心も負担を感じて一時的に形が変わります。ストレッサーがなくなれば、ボールが元に戻るように心も回復しますが、ストレスが長期間続いたり強すぎたりすると、ボールが古くなって弾力を失うように、心の柔軟性も失われてしまいます・・・
このように、ストレスを耐えるというのも限界があるのです・・・

ストレスを感じると、私たちの体はホルモンを介して反応します。
中でも代表的なのが、**「コルチゾール」**と呼ばれるホルモンです。

● コルチゾールとは?

  • ストレスがかかると副腎皮質から分泌される「ストレスホルモン」
  • 一時的には身体を守る役割を果たす(血糖値の維持、炎症の抑制など)

ところが、これが慢性的に分泌され続けると逆に悪影響になります。


2. ストレスが体に及ぼす具体的な影響

① 自律神経が乱れる

交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、以下のような不調が出ます。

  • 胃腸の動きが悪くなる → 消化不良、便秘、下痢
  • 不眠・中途覚醒
  • 動悸、息苦しさ
  • 冷え・のぼせ・頭痛

▶️ 看護師視点:ストレス性胃炎や過敏性腸症候群の患者さんは、明らかにストレス環境と関係していることが多いです。


② 免疫力が低下する

ストレスが続くと、**リンパ球(NK細胞など)**の働きが落ち、免疫力が著しく低下します。

  • 風邪をひきやすい
  • ヘルペスや帯状疱疹の再発
  • アトピーや湿疹の悪化

▶️ 現場感覚:精神的ショックを受けた直後に帯状疱疹が出る方は非常に多いです。
帯状疱疹は、神経に沿ってできるものであり、物凄い痛みを生じます。


③ 筋肉にもダメージがある

ここは筋トレ好きとしても声を大にして言いたいのですが、

  • コルチゾールは筋肉分解を促進します。
  • トレーニーにとって、ストレスは筋肉の“敵”なんです。

筋トレを頑張っていても、睡眠不足や過度なストレスがあると、
回復が遅れる・筋肉が育たない・ケガが増えるという悪循環に。
こんなの最悪な環境ですよね(笑)

▶️ 筋トレは“ストレス解消”になる一方で、過度な自己追い込みは逆効果です。
これも、物凄く大事なことです。自分に適切な量、適切な頻度を理解することで、継続にもつながり、尚成長にもつながるわけです。


④ 脳にも深刻な影響

  • 脳の海馬(記憶や感情を司る部分)がダメージを受ける
  • 集中力・判断力の低下
  • うつや不安症のリスク上昇

▶️ ストレスが慢性化すると、「自分がストレス状態だと気づかない」まま脳が悲鳴をあげていることもあります。


3. ストレスに弱い体質はあるのか?

答えはYESです。

  • 真面目で責任感が強い
  • 感受性が高い
  • 完璧主義
  • 人間関係に気を使いすぎる

こういったタイプの人は、ストレスホルモンの影響を受けやすい傾向があります。
また、睡眠不足・運動不足・栄養バランスの乱れがあると、心身の回復力も落ちてしまいます。


4. ストレスへの対処法(筋トレ・看護師的アプローチ)

● 筋トレは最強のストレス解消法のひとつ

  • エンドルフィンやセロトニンの分泌が促進され、気分が安定
  • 自律神経のリズムが整う
  • 睡眠の質も向上
  • 自信がつく、達成感がある

▶️ 筋トレ初心者は、まずは週2回、30分の全身トレーニングからでも効果あり!


● 看護師として勧めたい生活習慣

  1. 質の良い睡眠
     → 寝る1時間前のスマホ断ち、照明を落とす、温かい飲み物を取る
  2. 食事の見直し
     → ビタミンB群、マグネシウム、トリプトファン(大豆・バナナなど)はストレス対策に◎
  3. 腸活を意識する
     → 腸と脳は密接に関係。「第二の脳」とも言われます
  4. 1人の時間を確保する
     → 音楽・散歩・読書など、自分のための時間を確保
  5. 人に話す(アウトプット)
     → 話すだけでコルチゾールの数値が下がるというデータも

5. ストレス社会で“潰れない”ために

今の日本は、看護師も一般職も学生も、とにかくストレスにさらされる構造の中で生きています。

でも、ストレスそのものを完全に消すことは不可能。

だからこそ大事なのは、

「どう対処するか」

という視点です。

  • ストレスを溜めない
  • ストレスを感じたときの“自分のサイン”に気づく
  • 自分なりの対処法をいくつか持っておく

こうした“予防医療”の意識を、もっと広げていけたらと思っています。


まとめ

  • ストレスは心だけでなく体にも深刻な影響を及ぼす
  • 自律神経・免疫・筋肉・脳など多方面に影響が出る
  • 筋トレや生活改善は最も効果的なセルフケア
  • 看護師としても「ストレスを放っておかないこと」は最重要課題

以上ストレスのことについて書かせてもらいました。
病院で働いていると、ストレスが疾患にものすごく栄養を与えます。
ストレスをためないようすることも大事ですが、ストレスが溜まっているのを気づくのも大事だと思います。
ストレスが溜まっているとわかったときに、ストレス発散方法を見つけ、筋トレが僕的にはおすすめです(笑)

できる限りストレスがないことが一番大事です。
少しでも皆様にいい情報を渡すことができたらと思います。
本日も読んでいただきありがとうございました。

読んでいただいた皆様が今後も素晴らしい未来がありますように
それではさようならー

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