【梅雨こそ注意】実は多い“湿度熱中症”と脱水症状|原因・予防・危険なサインを解説

こんにちは、看護師歴10年以上のnurse ojiiiです。
梅雨の時期になると「蒸し暑さ」が続き、なんとなく体がだるく感じたり、頭がボーッとすることってありませんか?

実はこの時期、熱中症や脱水症状になる人が増えるってご存じでしょうか?
夏本番よりもむしろ“油断しやすい”この梅雨シーズンこそ、注意が必要なんです。これって意外と知られていないことなんですよね!!!


◆ なぜ梅雨に熱中症・脱水症状が増えるのか?

ポイントは「湿度」と「体温調節」の関係にあります。

① 湿度が高いと汗が蒸発しない

人は体温が上がると「汗をかいて→蒸発することで→熱を逃がす」仕組みになっています。
でも、梅雨は**湿度70~90%**という日が多く、汗が蒸発しにくくなる=体温がこもるんです。梅雨があるのって日本の特徴でもあるんですよね(笑)

→ 外気温は30℃以下でも、**体の中はどんどん熱が溜まる=“隠れ熱中症”**になりやすい。

② 体が暑さに慣れていない

梅雨は気温が急に上がることも多く、まだ体が暑さに順応していない時期です。ここも凄く重要になります。
その結果、汗をかく機能や水分・塩分の調整機能が追いつかず、脱水や体温上昇に弱い状態になります。

③ 家の中・職場でも危険

「エアコンはまだつけてない」「湿気はあるけど涼しいから大丈夫」と思っている人が多いですが、
室内でも湿度70%以上+体温上昇で熱中症になるケースもあります。エアコン代をケチってつけないことで、入院したらそれのほうがお金がかかります。本末転倒ですよね(笑)


◆ 梅雨時期に見られる“脱水・熱中症のサイン”

早めに気づけるように、以下の症状には注意してください。

🚨 軽度〜中等度のサイン

  • なんとなくダルい・集中できない
  • 頭が重い・軽い頭痛
  • めまい・立ちくらみ
  • 汗が止まらない or 全くかけていない
  • 筋肉のけいれん(こむら返り)

⚠️ 危険な重症サイン

  • 意識がぼんやり・受け答えがおかしい
  • 吐き気・嘔吐
  • 体温が高く、皮膚が熱いのに汗が出ていない
  • 呼吸が浅くて速い
  • 水分がとれない・尿がほとんど出ない

こういった症状が出たら、すぐに涼しい場所に移動し、冷却と水分補給を!
意識障害や嘔吐がある場合は、医療機関に連絡して受診が必要です。


◆ 梅雨時期の熱中症・脱水を防ぐには?

看護師として、以下の予防ポイントを強くおすすめします。

✅ 1. 意識的な水分補給(のどが渇く前に!)

  • 常温か冷たすぎない水を「こまめに」飲む 喉が渇いてると感じた時はもう遅いといわれています。
  • 汗をかいたときは、**塩分入りの飲料(経口補水液・スポーツドリンク)**が有効
  • コーヒーやお酒は利尿作用があるので、水分とは別に摂取を

✅ 2. 室内でも湿度対策を

  • 湿度計を置いて、湿度60%以下を目安に除湿
  • エアコンの「除湿モード」や除湿器・扇風機の併用が効果的

✅ 3. 朝・晩の体調チェック

  • 「なんとなくだるい」「汗をかいていない」などはサインかも
  • 高齢者や子ども、持病がある方は特に慎重に!

✅ 4. 食事と睡眠も“水分”のうち!

  • 味噌汁・スープ類など水分を含む食事を意識して
  • 睡眠不足や疲労は熱中症リスクを高めるので、夜間エアコンの使用も◎

◆ まとめ

  • 梅雨の熱中症・脱水は「湿度」と「油断」が最大の敵
  • 汗が蒸発できない → 体温がこもって熱中症に
  • 脱水症状は“のどが渇く前”に予防を
  • 軽い体調不良も、実は脱水の初期サインかも

🌿 最後にひとこと:梅雨も“体を守る知識”で乗り切ろう

「夏じゃないから大丈夫」と思わずに、体の声に耳を傾けることが一番の予防です。
特に、高齢のご家族や、職場での熱中症対策にも、この記事が少しでも役立てば嬉しいです。

本日も記事を読んでいただいてありがとうございました。
今梅雨シーズンに入り、徐々に気温も上昇してきます。
もうすでに、暑くなってきてて、脱水症状や熱中症のリスクが高くなってきています。
そのような中で少しでもためになったらうれしいです。

それではさようならー

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