■ はじめに
高温多湿・イヤホン常用・過剰な耳かき——この3つが重なると外耳道真菌症(耳のカビ)や外耳炎のリスクが上がります。
僕は夜勤ありの看護師ですが、イヤホン選び/乾燥・清潔のルーティン/耳かきの頻度管理で再発を防いできました。
結論:「湿りを減らす+いじり過ぎない+清潔」が最強。悪化時は早めの耳鼻科が一番コスパ良いです。
【先に結論】“湿らせない・触り過ぎない・清潔”
- 湿らせない:汗・入浴後の自然乾燥+外耳まわりの水分オフ(耳穴の入り口のみ)。
- 触り過ぎない:耳かきは月1〜2回/外耳の入り口だけ。かゆい→触る→炎症→かゆい…を断つ。
- 清潔:イヤーピースを定期交換、ケースも清拭。ポケット直入れはやめる。
- 悪化時は病院:自己判断の薬液点耳・強い洗浄はNG。耳鼻科へ。
僕の体験談:イヤホン常用でもトラブルを減らした3つ
① イヤホンは“開放感×フィット”のバランスで選ぶ
- オープン型 or 浅め装着の日をつくる(密閉で蒸れっぱなしにしない)。
- ジムや通勤など長時間はフォーム系→短時間はシリコンに使い分け。
② 入浴後は“入り口だけ”水分オフ → 自然乾燥
- タオルの角やティッシュで耳の入り口だけ軽く押さえる。
- ドライヤーの冷風を遠目で10〜20秒(近づけすぎ禁止)。
③ 触り過ぎないルール
- かゆい日は触らず冷やす or 予定を切り上げる。
- 2〜3日続くなら耳鼻科。抗菌薬や抗真菌薬が必要なケースもある。
耳にカビ(外耳道真菌症)とは?
- 耳の穴(外耳道)にカビ(真菌)が繁殖して炎症やかゆみ、詰まった感じ、耳だれ、聞こえづらさが出る。
- 原因になりやすい要素:高温多湿・密閉型イヤホンの長時間装着・プール/汗・綿棒のやり過ぎ・皮膚の弱さ。
- 治療:耳鼻科で洗浄+抗真菌薬など。自己流の消毒・洗浄は悪化リスク。
イヤホン選びとお手入れ:現実解(表でサクッと)
項目 | おすすめ | 理由 |
---|---|---|
形状 | オープン型 or 浅め装着を混ぜる | 蒸れを減らし、炎症の再発を予防 |
イヤーピース | フォーム:長時間/シリコン:短時間・運動 | 接触圧と通気のバランスを調整 |
清潔 | ケース&本体の**乾拭き**/機器対応の除菌シート | 菌の繁殖&皮膚刺激を減らす |
保管 | 直射日光・ポケット直入れ×/**乾燥剤入りポーチ** | 汗・ホコリ・湿度を避ける |
“衛生と快適”を両立したい人へ(イヤホン衛生グッズ)
耳かき・綿棒の最適解(頻度・やり方・やめ時)
- 基本:耳垢は自然に外へ出る(自浄作用)。無理に取る必要はない。 jibika.or.jp
- 頻度:やるなら2週間〜1か月に1回で十分/入口のみを軽く。奥は耳鼻科へ。 池袋ながとも耳鼻咽喉科
- NG:綿棒・爪・ピンで奥を突く/シャワーで流す/自己判断の薬液点耳。鼓膜損傷や感染の原因に。 池袋ながとも耳鼻咽喉科
受診の目安とNGセルフケア
以下があれば耳鼻科へ(オンライン相談も可)
- かゆみ・痛み・耳だれ・聞こえづらさが数日〜1週間続く
- 繰り返す外耳炎/耳掃除で血がにじむことが多い
- 糖尿病・免疫低下など基礎疾患あり(悪化しやすい)
NGセルフケア:強い消毒、シャワーでの洗浄、残薬の点耳、他人とイヤホン共有。 MSD Manuals
【PR②】“触らず治す”が最短——受診という選択
よくある質問(FAQ)
Q. カナル型(密閉型)は全部ダメ?
A. ダメではありません。時間を区切る/清潔に保つことでリスクを減らせます。 keihin.or.jp
Q. 黒い耳垢=必ずカビ?
A. いいえ。酸化した耳垢などのことも。かゆみ・耳だれ・詰まりが続くなら受診を。 MSD Manuals
Q. 耳掃除は毎日したほうがいい?
A. 不要です。やり過ぎるほどトラブル増。やるなら入口のみ/低頻度。 jibika.or.jp+1
まとめ/今日からのチェックリスト
- イヤホン:60〜90分で一度外して換気/共有しない/定期清拭
- 入浴後:入口だけ水分オフ→自然乾燥
- 耳かき:2週〜1か月に1回/入口のみ
- 痛み・耳だれ・聞こえづらさ=耳鼻科(オンライン相談も活用)
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